あっという間に、9月。

先月はほんとに光速で過ぎ去っていったように思います。

あらゆるものが凝縮された夏だった。



まず第一に書くべきはやはり、アルバムの全国発売ですね。

万貴音の1stAlbum「MAGICAL MOMENT」。

まさに人間の出産と同義だったように感じています。

細かいところで一喜一憂。悲喜こもごも。

耐え難い苦痛と、原色の衝動と、

色彩感豊かな毎日と、灰色のどん底と。

長い長い過程を経て産まれた12曲。



とはいえ、これが出たからといって自分の生活が激変したわけではありません。

これでいいのだ。

呼吸をするように音楽と触れ合っているのが素晴らしいこと。

ゆっくり、時間をかけて、アルバムが広がってくれたらいいなと思います。



アルバム発売に伴うライブラッシュ。

音楽を生業としておりますので、もちろん売り上げというかアルバムの出数も気になりはしますが、

やっぱりそれだけではなくて。

万貴音の音楽が、様々な形で発信される。

受信してくれる可能性を信じる。

色んな形で、自分の信じたものが届くのを見届けている。



世間では夏休み。

1日か2日でしたが、オフもありました。

仲間と過ごす時間。一人でまったり過ごす時間。

肩肘張らずに過ごす時間は、輝きはしないけれど、着実に自分の中に降りないけれど、

どよんと沈殿した心のドブさらいをしてくれました。




イベントで出会う、たくさんの音。

対バンってのは、これがあるから素敵なんですね。

実に明確に、俺の汚い尻に火をつけてくれていました。

悪いけど、ほとんど吸収したよ。ごちそうさま。

そして、心からありがとう。



光の速さで過ぎ去った夏ですが、9月も大変です。

予定だけ見ても、忙しいったらありゃしない。

俺は「変」って言われるのは大好きです。

キモいって言われたら凹むけど、「変」は好き。

だから、大変なのはとても好きってこと。

受けて立ってやろうじゃない、過酷なスケジュール。

最後に笑うのは俺なんだよ。

笑えるように頑張るべきなのは、他でもない俺なんだよ。

間違いなく誰かに支えられてるのは俺なんだよ。

だから頑張れる。



「今」を感じる瞬間はそれこそ腐るほどあるけれど、

それぞれの「今」ってのは、人生で1回しかないんです。

大事にしないでどうする。



ほら、またつまんないと思ってた日々が輝き始めた。