刻々と、しかしうねりながら。

進んでいるのが時間。

固定ドと移調ドの違い、と例えるならばしっくりくるのかな。何か違う気もする。

とかく、一日は24時間と定まっているようですが、

24時間って、長かったり短かったりします。

むしろ、一日の内の数時間はほんとにあっという間に過ぎる気がする。



ワンマンライブについてあれこれと思い出すことがあります。

あの時間は本当に一瞬だった。

みんなの時計の針がどこかの瞬間に勝手に、一斉に2時間ぐらい進んだんじゃないかと思うぐらい。

準備に時間と労力がかかっただけに、目くるめくスピードで過ぎ去りました。

とはいえ、あの時こうだったなあ、ってのは鮮明に覚えてるわけで。

やっぱり不思議。

色んな思いが交差してるので、これはまたライブレポートのときにじっくり書いてみるとしよう。



うねるように、しかし決して後退することなく進んだ半年。

相方と、自分と対話を続けた半年。

まだいける、もうだめだ。

喜びも悲しみも、焦りも不安も、嬉しさも悲しさもそこにあって。

絡まりあって解けないほどの感情の塊と闘って。



そして出来たのが、今日発売されるアルバムです。



この12曲を聴いて、何を思うのでしょうか。

何を受け取るでしょうか。

もしかして何も感じられないのでしょうか。

色んな選択肢があると思う。



俺も自分でよく聴いてます。

強気な自分、弱気な自分。

頑固な自分、優柔不断な自分。

もがいてる自分、這い上がろうとしてる自分。

確固としたものが持てない状況だったからこそ、この揺らぎが生まれ得たんだと思う。

そうやって生まれた12曲を、色んなことを思いながら歌った12曲を、

やはり誇らしく思います。



誕生日だね。

さあ、行って来い。