夢。

寝て見る夢。目標としての夢。

一言で「夢」と言っても、そこには様々な意味や、想いがあります。



寝ているときに見る「夢」。

こうであってほしい、と願う夢が見られたときは幸せですね。

悪夢を見た日は、一日憂鬱です。

また、フロイトやらユングやらは夢を分析して、それらがどんな意味を持つのか、

その人に隠された願望は何なのか、明らかにしようとしてます。


俺はよく悪夢を見ます。

自分の家族が一人残らず死んでしまう夢。

墜落する夢。

周りの人が自分に見向きもしなくなっている夢。

大切な人が離れていく夢。


最近見る悪夢は、タチの悪いことに、二段構えになってまして、

最初はすこぶるハッピー、それからどん底に落とされるというものです。

よくそれで夜中に目を覚まします。

寝なおしても、同じパターンの夢を見ます。

今度はうまくいくように自分の行動が変わってるんですが、

それでも、結果は変わらず、どん底に落とされるのです。


何が起こったのか、詳細に覚えているわけではないんですが、

あの空虚な気分は、かなりきついです。

非現実的な内容であれば、まだ笑い飛ばせるんでしょうけども、

現実に起こりうる内容であるため、不安感が拭えない。

俺にとっては、やはりバーチャルよりもリアルが怖いんですね。


もう二度と見たくない夢。

きちんとハッピーエンドのまま終われる、幸せな夢が見られることを、

心の底から願います。



起きているときに見る「夢」。

こうありたい、こうなってみたい、という、

いわば「願望」にあたるのが、こっちの夢。

長いスパンで見る夢もあれば、もっと刹那的な夢もあるでしょう。

また、あくまでも「こうなればいい」というレベルの夢もあると思います。

現実的に無理なことでも、現実に夢を見る、というか。

叶えようのない夢も、人はたびたび描きます。


非現実的な夢は、無意味なんでしょうか。

叶わない夢は、空虚なんでしょうか。


俺はそうは思っていません。


絶対叶わない夢もある。

ただ、それに一歩でも近づけるように、願い、行動するのなら、

届かなくても、意味はあるし、力になる。

例え、直接的な行動が出来なかったとしても、

その想いは、無意識的にでも自分の何かを塗り替えているんだと思います。

そもそも、願わなければ、何も変えられないんでしょう。


「夢」は、「祈り」。

大胆なものでも、些細なものでも、それは栄養になって、

自分を動かす力になるんだと思ってます。


願わくば、幸せな夢を。

明日目覚めた自分が、少しでも願いに近づいていますように。